昨年の晩秋に季節外れに畑へ植えていた白菜苗ですが、結局のところ4ヵ月も経つのに結球する気配がありません。3月も間近というのに結球していないので、白菜としては失敗ですね。やはり、種を撒く時期って大切だなと今回の体験をもとに実感できました。
ただ、結球していなくても白菜の中心部をよく見ると花芽ができている事に気づきました。この花芽について調べてみると、花芽は大きくなると「菜の花」のように食べられるそうで、食感がとても柔らかく甘くてすごく美味しいそうです。秋田県の羽後町では「ふくたち」と言って、昔から春の野菜として楽しみにしているんだそうです。しかし、3~4月のわずかな期間しか出回らなく、秋田県内でも「ふくたち」を知る人は県南部と限られるようで、かなり希少なお野菜ということでした。
そんな希少な幻のお野菜ならば、ぜひ「ふくたち」になるまで待って食べてみたくなりました。白菜にならなくて残念でしたが、あらたな楽しみができました。