富士山の裾野に広がる広大な演習場「北富士演習場」のなかには、「徹甲弾ドーム」という不思議な形をした巨大なコンクリート構造物があります。つい先日、数十年前の写真を整理していたら、知人からもらった写真の中にその写真がありました。
その知人は、この北富士演習場の開放日に入る事が許される入会権(いりあいけん)とやらを持っていて、指定日には山菜取りなどをするそうです。演習場なので普段は立ち入り禁止なのですが、この権利がある人たちは事前に決められた立入日に生業のために立ち入る事が出来るという事を聞きました。
その北富士演習場内にある徹甲弾ドームとは、戦車などから発射された砲弾を受け止める的の様なものと聞きました。この行止まりのトンネルのような箱型のコンクリート構造物は、かなり大きく壁の厚みも相当なものです。トンネルの奥には、土嚢が積み上げられ砂の山になっているそうです。
また、ドームの中間部には茶色く見える鉄板が貼ってあり、この鉄板は2枚重ねで1枚当たりの厚みもかなりの物で重厚感があり、周囲のコンクリート壁の表面がエグれているように見え、おそらく砲弾の破片などが当たった痕なのでしょうかね。
最後に、広大な演習場内は草原のようになっていて富士山の山容が美しく見えるそうですよ。ここへの立ち入りを許可された入会権を持っている方が羨ましいですね。