アスパラガス(ポールトム)が芽吹き始めたので、施肥と乾燥防止のための稲藁マルチを敷きました。肥料は根を痛めないように株元から少し離れたところに施すのですが、今回施す発酵鶏糞は効きが緩やかなため、効果を速めるために地表にバラ撒くだけでなく土を深さ3cmほど(根に触れない程度)耕しながら鋤き込みました。この時に苦土石灰も同時に施しています。
肥料を施したその後に、コマ切れにした稲藁で覆います。稲藁やモミ殻で株元を覆う事で、芽吹き始めたばかりの新芽が乾燥していまうことを予防します。
このマルチングは、年中とおして敷いておくのは良くないので、この時期だけ新たに敷くようにしています。その理由は、アスパラガスの地上部が無い冬季は病原菌が減るのに良い時期なのに、そこへ有機質のマルチを敷いていると病原菌の越冬場所を提供しているような事になってしまうためです。そのため、アスパラガスの地上部が枯れる冬季は、枯れたアスパラガスの枝も含め有機質でできたマルチや支柱などの資材は、すべて撤去して畑を真っさらにしておくことが病気を予防するために必要と考えています。