富士山の東麓に放置され朽ちていくオフロードの自動車があります。場所は山頂を基準に東南方向の標高2085mあたりの砂礫地帯に放置されています。およその位置情報は≪35°21'05.6"N 138°46'11.2"E≫になります。
車種はおそらくジープの「グランドワゴニア(1984年~1991年)」の初期型でしょう。現在の「ジープ(Jeep)」ブランドは、オランダにある「ステランティス N.V.」という会社が商標を使用し生産しているようですね。
この場所に行くには、南側を通る御殿場口登山道を登ってからトラバースして行くことも可能ですが、視界が良くないと迷いやすいです。もう一つのルートは、御殿場口と須走口を繋ぐブル道のような作業道から、山頂へ電力を供給する送電ライン(途中から地中ケーブル)を目印に登って行く方が分かりやすいです。この送電用の地中ケーブルが「ワゴニア」のそばを通っているので、埋設ケーブルの位置を示すマーキングを辿って行けば迷うわずに着く事ができるはずです。もしかしたらこの「ワゴニア」と送電線は、何か関係があるのかもしれないと想像してしまいました。