御殿場ルートにある「鉄のわらじ」

2021/07/26

富士山にまつわる名所

※このブログはアフィリエイト広告を利用しています。

御殿場ルートのおよそ6合目にあたる場所には、鉄で造られた「わらじ」があります。この場所は、富士宮口から始まるプリンスルートと御殿場口の登りルートの合流点から北側へ数十m離れた場所にあります。標高は2850mあたりで、およその位置情報は≪35°21'11.5"N 138°44'58.4"E≫です。

この「鉄のわらじ」は、小さな丘状になったところから露出する岩に、突き立てられた鉄棒に掛ける形で置かれています。おそらくこの「わらじ」は、刻印された文字から推測すると、富士講の奉納品だと思います。大正元年と横浜市野毛坂の文字も読み取れるので、大正元年に横浜野毛の富士講の方々によって奉納された鉄草鞋ではないでしょうか。100年以上にわたり富士山の過酷な環境に耐え、わらじの形を遺しているのは感動的ですね。


Translate

このブログを書いている人

プロフィールアイコン
著者の紹介:

このブログに訪れていただき、ありがとうございます。このブログでは、私が好きな富士山や苔の他に草花などのお話しが多くなると思いますが、自然についての事をメインに投稿していきたいと思います。さらに詳しくは⇒About us

このブログ内を検索

ブログ アーカイブ

QooQ