2014/09/10 撮影地:地図
富士山のお鉢巡りの難所と言われる「馬ノ背」と呼ばれる坂道。お鉢巡りの難所というより、富士登山の一番の難所かもしれませんね。ここ馬ノ背はとても急なうえ硬い登山道の上に溶岩石の砂利が積もり、とても滑りやすく多くの登山者が苦戦しているポイントでもあり注意が必要です。夏のハイシーズンではこの場所で転んでいる人を、必ず見かけるほど滑りやすいいです。
ここからは、ちょっと話は変わりマニアックな話になってしまいますが…
写真にも写るっているように「馬ノ背」坂道の外側には鉄製の手摺があり、これにはちょっとした歴史があります。この手摺は長田尾根から剣ヶ峰まで続いていた「長田尾根ルート」と言われるルート上に設置されていた手摺の名残です。
長田尾根についてはこちらに書きました。
現在長田尾根上の手摺は撤去されてしまったので、唯一残っている部分が「馬ノ背」の手摺だけになります。この手摺もだいぶ老朽化しているので、いずれ撤去され新しいものに取り換えらてしまうのでしょう。なんだか淋しい気持ちになりますね。