「米ぬか」を使った線虫被害の対策

2016/10/02

土壌や肥料など

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畑の土のなかに生息する一部の線虫にたいして、「米ぬか」を使って減らす事ができるというお話を聞き、さっそく菜園の土壌改良も兼ねて試してみました。ちなみに、米ぬかは表土に撒くだけで放置すると固くなり厄介なので撒いた後は早めにすき込むようにしています。

しかし、どうして「米ぬか」を土壌へ入れると線虫による被害を抑えられるのか疑問が残っていたので、いろいろ文献や書籍などを調べたて分かった事や思ったことを自分の中で整理するために備忘録として残します。

主な要因は、「米ぬか」を畑へスキ込む事で「野菜寄生性の線虫」が減るようです。どうやら、線虫には種類があり野菜に寄生し変形などの被害をだす線虫と、野菜など作物に悪さをしない線虫がいるようです。有害な線虫はそうでない線虫に比べてアンモニアに対する耐性が低いので、「米ぬか」の発酵過程で発生するアンモニアと野菜など作物に寄生しない線虫が作り出すアンモニアにより、被害を起こす線虫を減らすという事でした。ただし、発酵過程で出る熱やガスにより植物の根にもダメージを与えてしまう場合があるので、「米ぬか」の投入後は1~2か月以上あけてから作付けを行うことが大切だということも分かりました。

この「米ぬか」を使った線虫対策の結果は、以前に比べて作物に現れる根コブなどの線虫被害が少なくなったように感じられました。ただし、「米ぬか」には土壌改良効果もあるため土が良くなり作物の樹勢が強くなり線虫被害を防除しているとも考えられますね。どちらにしても結果は良好と判断しました。


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