レンガって建材としてだけでなく、ガーデニングでも花壇づくりやアプローチに敷いたりと万能の資材ですよね。そんなレンガですが、よく見かける赤色のレンガ以外にも多くの種類があり、形や色だけでなく用途や性質の違いもあります。
そこで、私が今まで使ったことのあるレンガや知っているレンガについて主観なども含めて少しお話したいと思います。
まずは、一番有名でどこでも見かける「普通レンガ」です。実は現在日本ではこのレンガには、大きさについて規格が決められていて「JIS規格」で次のように決まっています。
長さ:210mm(±5mm) 幅:100mm(±3mm) 厚さ:60mm(±2.5mm)
このように、(±○○mm)と許容範囲まで決められているんです。ひと昔前は、いろんなサイズの赤レンガがあり現場で「あれ、サイズが違う」なんてことも懐かしい話です。
こちらは「焼過レンガ」です。こちらもサイズが規格ものが多く、特徴としては普通レンガに比べ強度と耐久性に優れています。色が普通レンガに比べ落ち着いているので、ガーデニングで使うと長い時間が経過したような視覚的なエージング効果を期待できます。
こちらは「耐火レンガ」です。レンガ表面の〔SK34〕の文字は、これもJIS規格で数字部分が耐火温度の規格を表し、数字が大きいほど耐火温度も高いです。
こちらは「ベルギーレンガ」と言い「普通レンガ」より一回り小さいのが特徴です。レンガ全体に鬆(す)が多く、ガーデニングで使うと苔やグランドカバーが活着しやすく、自然に溶け込ますデザインが可能です。ほかにもドイツレンガやイギリスレンガなど各国のお名前が付いたレンガがあり、それぞれ大きさや色の違いなど色々な風合いが楽しめます。
こちらは「透水レンガ」といいます。水はけを良くするためにレンガに、たくさんの貫通穴が開いています。ただ、私の経験談としては施工後ある程度の年数が経過して、穴の中に入った土や砂が固くなると透水性は思ったより低下してしまいます。デザイン的に選ばれたり、普通レンガに比べて滑りにくい事からアプローチに利用する事もありましたね。
ということで、私が記憶に残っているのは以上のような感じですが、また思い出したら追記していきたいと思います。