ブルーベリーに「イラガ」の幼虫が発生しました。

2018/09/23

ブルーベリー 病害虫など

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先日、ブルーベリーの収穫が完全に終わり、暑さも落ち着いたので不要枝の剪定をしていたところ、腕に「ビリっ!」と電気ショックのような激痛が走りました。この痛みの原因は、「イラガ」という蛾の幼虫に刺された時の痛みだったのです。

そのときの「イラガ」が、こちら「ヒロヘリアオイラガ」という種類だそうです。幼虫というか、見た目は毛虫ですね。初めて刺されると、ビックリして何が起こったの?と思うほど特徴的な痛みです。何度か刺されていると、この痛みは「イガラ」だなと分かるほどインパクトのある痛みです。

「イガラ」に刺されたら

「イラガ」の幼虫に刺されてしまったら、きれいな流水で洗い流します。手で払ったり擦ったりすると、毒毛を皮膚に食い込ませてしまい症状がひどくなる事があるのでやめましょう。私の経験では、痛みはおおむね1時間ほど持続し、その後かゆみが2~3週間続きつつ徐々に良くなりました。これは人によると思いますので、違和感があれば皮膚科などを受診しましょう。

そして、木々の中に潜り込んで剪定しているときなどは、まれに毒毛や毒液が目に入ってしまうこともあります。そのときは、すぐに清潔な流水で十分洗い流し、念のため眼科を受診する事をおすすめします。

イラガの駆除方法

物理的に除去する方法:幼虫を見つけたら素手で処置せず、必ず手袋をして「割りばし」などでイラガ幼虫を除去し処分します。特に幼虫は、葉裏を好んで潜んでいる事が多いです。そして、冬期の「繭(まゆ)」も見つけ次第に除去し廃棄します。繭でもかぶれることがあるので、手袋を着用することが望ましいです。

薬剤を使用して駆除する方法:殺虫剤を使用して駆除する場合には、庭木の場合だと「マラソン」、「フェニトロチオン(スミソン 乳剤)」、「ペルメトリン」、「アセフェート」、「ピリミホスメチル」などの乳剤を1週間くらいの間隔で数回散布します。薬剤の適応樹種や詳しい用法容量は、事前に薬剤メーカのサイト等で調べて、薬剤に添付の説明書の通りに使用してくださいね。

以上の方法がありますが、私は食用作物には農薬を使いたくない考えなので、地道にイガラ幼虫を割箸(竹製の硬めの割箸が良い)でつまんで、ビニール袋に回収し処分しました。幼虫は葉面にしっかりとはり付いていますが、コツをつかむと作業がどんどん進みます。

イラガの生態

今回の「ヒロヘリアオイラガ」は、もとは鹿児島でのみ目撃されていましたが、1970年代の後半あたりから西日本地方でも発見されるようになり、近年は関東地方でも発生が多く確認され生育地域が広がっています。

幼虫の姿は、見方によっては美しく、全体的に黄緑色で背中の真ん中に青色の正中線があります。幼虫の発生時期は7~10月頃で、主に「サクラ」、「カキ」、「クスノキ」など多くの樹木に発生します。成虫は1年に2回発生し、サナギ(硬いまゆ)で冬越します。


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