そろそろ関東地方では「イワタバコ」の花期が終わりになる頃ですよね。我が家の「イワタバコ」は、花後の種を採らないので樹勢を衰えさせない為に花を柄ごと摘みます。
さっそく、花の柄を根元までたどって切断箇所を決めようと思ったら、このイワタバコの花の柄には毛が生えている事に気づきました。不思議に思い調べてみると、「ケイワタバコ」という品種だそうです。「イワタバコ」との大きな違いとして毛の有無の他には、花が咲く花期が違い「ケイワタバコ」の方が早いそうです。そして、葉のちぢれが多いというのも特徴となります。
一般的には、両品種とも「イワタバコ」と呼ばれ、あまり明確に分けられている事は少ないそうです。山野草の世界は、ほんと奥深いですよね。今後は、もっと意識して観察しようと思います。
ということで、この位置で花の柄を花と共に株元付近で切りました。ポイントは、あえて地際で切断せずに1cmほど残して切っています。これは、土からの雑菌が切断面から侵入する事を予防するための措置です。
たしか、クリスマスローズの古い葉を摘む時も地際で切らずに、「切しろ」を残していたことを思い出しました。植物って管理面でも共通するところがあるんですね。