富士登山道の須走ルートと、吉田ルートをつなぐ連絡路のようなバリエーションルートがあります。その道はちょうど富士山の六合目を横切る形で、須走口の新六合目と吉田口の6合目をつなぎます。名前の由来は分かりませんが、いつの頃からか「コノスジ中途道」と呼ばれております。漢字の読み方は「コノスジ 中途道(このすじ なかとどう)」と読みます。
新6合目の長田山荘のすぐそばにある分岐点には、丸太の輪切りから作られた道標があります。普段は山頂を目指す一般登山者が迷い込まないように、ロープが張ってあります。
文字の消えかかった古い石碑が2つあり、片方には富士山の山の形が刻まれていました。
「コノスジ中途道」はメインの登山道とは違い利用者は少ないようですが、登山道のマーキングとしてピンクテープや岩へのペイントが多数あります。ただし日没後や濃霧のときはその目印を見落としやすく道迷いの危険があるため、初めてこのルートを歩く場合は晴天の時が良いでしょう。須走ルート側から吉田ルート側へは、おおむね1時間30分から2時間ほどでたどり着く事ができます。