「有機肥料」に含まれる成分の比率を調べてみました。

2024/09/16

土壌や肥料など

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以前、思いがけず「有機肥料」について学ぶ機会があり、有機肥料に含まれる成分の比率がどのようになっているのか気になり調べたことがあったので、こちらのブログにも備忘録としてのこしておきたいと思います。

一般的には、市場で販売している肥料については「肥料取締法」という法律により「成分比率」の表示が義務付けられているそうです。よく見かける肥料袋の裏に表示されている「何が」「何パーセント」とか記載されている表示ですよね。ただし、この数値は公的な機関が毎回計測して保証しているのではなく、あくまで生産者が独自に測定した数値であり、生産された季節やロットによってもある程度バラつきがあるという事を初めて知りました。

家庭菜園など趣味の範囲であれば、一般市場だけではなく生産者等から直接購入する場合や自家生産する事もあるかと思います。この場合は成分測定をしなければ比率は分からないことが多いと思います。そこで、いくつかある有機肥料のうち良く利用される肥料について、おおよその成分比率を資料や文献などから調べてまとめてみました。

家畜糞堆肥

家畜糞堆肥のおおよその成分比率は以下のとおりになりますが、家畜糞は通常はそのまま使う事は少なく牛糞堆肥や豚糞堆肥などのように乾燥や他資材をブレンドした堆肥としたものが多いです。堆肥になると原料の含有量により数値は大きく変わりますので平均的な数値を記載しました。

  • 牛糞堆肥:N1-P1-K2
  • 豚糞堆肥:N3-P4-K2
  • 鶏糞:N3-P5-K3.5

植物性肥料

  • 油粕(菜種):N6-P3-K1.5
  • 米ぬか:N3-P6.5-K1.5
  • バーク堆肥:N1-P1-K0.5
  • 草木灰:N0-P3-K6 Ca10
  • 籾殻燻炭:N-P-K1.5

動物性肥料

  • 魚粉:N9.5-P8.5-K0.5
  • 骨粉(蒸製):N7-P10-K0.5
  • カキ殻石灰(貝殻):N0.2-P0.2-K0 炭酸カルシウム90

最後になりますが、今回「有機肥料」の成分比率について少し書いてみましたが、「有機肥料」って単純に肥料成分の含まれる量が多い少ないだけでなく、その土地や植物などの環境によっても効果が大きく変動するので、使ってみないと分からない事や新たな発見や学びが多いのも、いい意味でおもしろさであり魅力だと感じています。


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