そろそろ秋ナスの収穫ができる時期になってきて収穫を進めている中、1株のナスの枝に変わった形のナスの実を1つ見つけました。
双子ナスともいうべきか、ナスの実の根元部分(枝にくっ付いている部分)から分岐して2つの実がなっているように見えます。調べてみると、おそらく「変形果」と言う成長障害のようです。原因について調べてみたのですが、決定的な要因は断定できませんでしたが、花の段階でハダニなどによる虫害や35℃以上の高温により花器の成長に影響を及ぼし、変形果になってしまったと思われます。せっかくなので収穫して断面と味を見てみたいと思います。
こちらがカットした断面です。まず外観上で思ったことは、種が少ないような印象を感じた事と、「鬆(す)、実割れ」や「変色」が無かったことが予想外でした。
味については、ナスの風味が薄く少し水分量が多いかなという感じで、苦みやえぐみなどは感じませんでした。実の水分量に関しては、変形果の影響というより畑の土壌水分量や収穫期の方が関連性が高いと思います。総評としては、見た目の問題だけで通常のナスとの味の違いは無いように感じました。