以前、普通のプラ鉢をスリット鉢風に加工して排水性の向上を図った際に、スリットの数を多く切りすぎ失敗した試作(排水性が良すぎて用土がすぐ乾く)が余っていたので、試しにラベンダーの鉢として使ってみました。
今回のラベンダーは、ホームセンターにて枯れかけだったためか処分セールとなっていたので購入したラベンダーです。おそらく、入荷されたときの小さな黒ポットのままで根詰まりを起こして不調なのだろうと思います。ということで、先述の水はけ通気性が良好の鉢に植え替える事にしました。
この鉢はスリットの数と幅が多過ぎて水がダバダバ抜けていきます。ラベンダーは水はけの良い乾燥した土を好むので、それがちょうど良かったのでしょう。今では葉の緑りも見違えるほど再生し絶好調な状態です。季節的にもラベンダーには過ごしやすい気候だからかもしれませんね。
ちなみに用土の上にはホタテ貝の殻(食用ホタテの廃棄殻)を砕いたものを撒いています。ラベンダーの原産地の地中海地方は、石灰岩の影響で弱アルカリ土壌ですからラベンダーは酸性土壌では元気に育ってくれません。そこで、今回は徐々にカルシウム分が溶け出す貝殻を使いました。基本的に貝殻は塩分が付いていたりするので、本来ならば農作物用に販売しているものを使ったほうが良いです。今回は実験的に使用していますが、今のところ問題は現れていません。