「梅の木」のアブラムシ退治に食器用洗剤を使ってみた感想。

2017/04/24

樹木 病害虫など

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なんと、梅の木にアブラムシがついてしまいました。アブラムシは放置しておくと樹液を吸われ樹勢が衰えるだけでなく、アブラムシが出す油状の分泌液で梅の実や葉がベタベタになります。また、そのベタベタの液が原因で、スス病になったりもします。

退治するには農薬を使えば簡単なのですが、せっかく自家栽培で梅の実を収穫するので正直使いたくありません。そこで、「食器洗い用の中性洗剤」で駆除できるという情報を見つけたので実験する事にしました。食器用洗剤というのは食器を洗うのに使うのだから、おそらく農薬よりは毒性が低いはずとの想像から使ってみようと思ったのです。ただし、本来は農作物の農薬として指定されていないため、中性洗剤を農作物に使う事は出来ません。今回は実験的に使用しています。

今回使用した濃度は、100mlの水に小さじ1弱程度の割合で試してみました。さっそく、霧吹きで噴霧してみるとアブラムシの白い粉で覆われていたカラダが洗剤で濡れ、見た目の色が変わります。そして、しばらくすると動かなくなり葉を移動しなくなります。

こちらは、1日経過後の様子です。アブラムシがカラカラに乾いています。枝から離れひっくり返ってる個体もいますね。この後退治したアブラムシと洗剤分を落とすために、ホースでたっぷりと散水し洗浄しました。

今回は効果抜群だったものの、あくまで実験的に行なったものです。その木の樹勢など個体差や洗剤の種類等により薬害など結果が違うと思いますし、食器用洗剤の本来の用途ではないので、この後どのような影響が出るか分かりません。

既製品で無農薬に近いのを探してみると、化学殺虫剤ゼロや食品成分生まれの商品もありますので、このような市販品の方が安心して使えるはずです。よく聞く大手メーカーさんからも、有効成分としてソルビタン脂肪酸エステル(「ヤシ油」と「でんぷん」などからできている)を利用した製品など安心して使えそうなアブラムシ対策グッズが発売されていますので探してみてください。


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