「石斛(せっこく)」をミズゴケに活着させて吊るしてハンキング仕立てとして育てていたのですが、今年の花芽が時期的にもう出来ていても良いシーズンなのに、花芽が発生してきませんでした。
そこで、よく見てみると「石斛」の根が巻き付いたミズゴケが劣化し、通気性と保水性が失われているように見えました。そこで、これから暖かくなり根が本格的に活動し始める前に、古いミズゴケを新しいものと交換することにしました。
あまりセッコクの根にダメージを与えたくないので、株をばらさずに芯のミズゴケの部分だけを取り出しました。
取り出した古いミズゴケの代りに詰め替えるのは、炭とミズゴケを混ぜたものを詰める事にしました。
炭を混ぜた方がミズゴケの単体使用より通気性と保水性の効果が高いことと、経年劣化がミズゴケのみの使用よりも格段に少ないことがメリットです。それから、初めての試みなので効果のほどは分かりませんが、木炭や竹炭を用土に混ぜると葉色が良くなり草勢が良くなると聞いたので試してみます。
このように、炭とミズゴケを混ぜたものをセッコクの株元に詰め込みました。
ついでに、「石斛」を吊るためのシュロ縄も新しいものに交換しました。その後、水を張ったバケツに1時間ほど浸し、ミズゴケと炭に十分給水させます。ミズゴケ交換後の1~2週間は日影になる常緑樹の下に吊るし、その後は西日の当たらない日なたに吊るして管理する予定です。