吉田ルートから見える赤い屋根の八角形をしたお堂【八角堂 常唱殿】

2021/05/27

富士山にまつわる名所

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富士山登山で吉田ルートから登る際に、五合目から六合目にある安全指導センターへ向かう途中で左方向に見える赤い屋根の建物が気になっていたので散策してきました。

その建物の所まで来たときの写真です。気になっていた建物の正体は、正八角形をしたお堂でした。

お堂のそばには、とても大きな銅像があり台座には「立正安国」と書いてあります。どうやら日蓮宗の宗祖である日蓮大聖人の銅像のようです。

そして山小屋のような建物もあり、こちらもお堂と併設された施設と思われます。今回訪れた時は、冬季のためか窓には厳重にトタンが貼られ閉鎖されていました。

お堂の上は小高い丘となっていて、不思議な形をした塔が建っていました。この塔の土台に設置されていた石板を読んで分かった事は、この場所は納経堂で法華経がという経典が納められているそうです。

納経堂の横には12体のお地蔵様が祀られていました。それぞれ手作りの前掛けがかけられていて、多くの方に信仰されているお地蔵様なのだと感じました。

後で調べて分かった事ですが、このお堂は「八角堂 常唱殿」という建物で法要などを行うのに使うそうですね。現在は山梨県南巨摩郡身延町にある日蓮宗総本山の「身延山 久遠寺」が管理する境内だという事も分かりました。

この「八角堂 常唱殿」と、経典が埋経されたという「経ヶ岳」について、東京の日本橋小伝馬町にある身延別院のサイトに記載されていました。簡単にまとめると… 身延別院の初代住職であった藤井日静上人が、この地に参詣した際に荒廃ぶりを嘆いて、当時の富士山麓電鉄(現在の富士急行)の社長であった堀内一雄氏と復興計画に着手しました。その後、1951年に鉄骨鉄筋八角堂の常唱殿を完成させました。2005年にその管理や運営を身延山久遠寺に受け渡し、現在では久遠寺の直轄地となっているそうです。原文や詳しく知りたい方は、身延別院のサイトに訪れてみてください。


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