小御岳火山という富士山の源になる火山に鎮座する小御嶽神社

2021/06/06

富士山にまつわる名所

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富士スバルラインの終点といえば、お土産店やレストハウスなどが並び観光地として賑わう5合目です。しかしその少し北側には写真のような立派な社殿を持つ「小御嶽神社(こみたけじんじゃ)」という神社が鎮座しています。

「五合目休憩所」と「五合園レストハウス」の間の道を抜けると、小高い丘の上に建つ「小御嶽神社」へ続く参道と階段が見えてきます。この小高い丘こそが後に説明する「小御岳火山」という現在の富士山の源になった火山の山頂部なのです。

参道を登りつめ社殿の前に立つと、真後ろには富士山の姿が見えます。ここ「小御岳火山」から見る富士山は、なんだかいつも見ている富士山とは違った気持ちで見る事ができます。

ここで「小御岳火山」について少しお話ししたいと思います。現在の富士山は、いくつかの火山の上に盛り上がるような形で形成された山体であることが分かっています。

富士山の生い立ち
富士山の生い立ち

まずおよそ40万年前~10万年前に一番最初の火山と言われる「先小御岳火山」が誕生したと言われています。その後およそ20万年前~10万年前の間に誕生し活発に活動していた火山が「小御岳火山」です。そしておよそ10万年前~1万年前の間に活動していた「古富士火山」に続き、およそ1万年前から300年前の1707年に起きた宝永火山の噴火まで活動していた「新富士火山」の活動によって現在の富士山の姿が形作られてます。

この二番目に誕生した「小御岳火山」の山頂部は、現在の富士山の吉田口五合目に露出しています。ちょうどスバルライン終点のある駐車場は山頂部の平らな場所にあたり、火口は馬蹄形をしていて「小御嶽神社」もこの火口跡に鎮座しています。


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